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06/13 (土)

昨日の夜、藤原歌劇団の「愛の妙薬」を見に行ってきました。

先生の声はやはりすごい。R側で聞いていたのですが、東京文化会館の右側からは直接音、左側からは反響音が同じボリュームで聞こえます。また、非常に短いパッセージでも長いパッセージでも同じ。むむー。しかも演技に空白がないままあの声。

遊び心満開の演出でした。完全に現代の一シーンにしています。舞台はショッピング・モールの化粧品売り場。大量のエキストラ。
ミッフィーにしか見えないぬいぐるみさんが2幕冒頭でドゥルカマーラに押し倒されていたり、謎のライン・ダンスがあったり、夜のショッピング・モールの静かなシーンで妙にリアルな床掃除機が登場したりと、押し殺した笑い声が絶えない感じ。
歌手陣は素晴らしく、特にソプラノの高橋薫子さんが気持ちのいい軽さで、でもすっごく響きが乗っていて、ああこれは確かにヒロインだと納得しました。かなりきつそうな化粧品売り場の制服(スカートひざ上)着て歌うので、実際この演出だと体型とかにかなりの制約が出るだろうから、歌手選定大変だ・・・と感じました。

Una furtiva lagrima は美味しい歌です!!!
この曲だけこのオペラの中でいい意味で浮いている存在に見えました。今までの2時間の恋愛のモヤモヤを一気に清算するロマンティズム!当然気合の入りまくったテノール!1曲の中に聞きどころ技の見せどころたくさん(でも最高音は fis)!皆さん自分のキャラに合わせて改造するんでしょう。
エマヌエーレ・ダグアンノさんは、ラストの p からの cresc. を falsetto 使った息混じりのセクシー・ボイスからかっこよく持っていったのが印象的でした。むちゃむちゃブラボー貰っていましたし、近くの席に座っていた方々も bravo! と小声で囁いていたりと、大成功ですね〜

合唱は、2幕のネモリーノが遺産を貰って金持ちに気付く女声合唱が印象に残りました。結構合唱のシーンは多くて、気持ちいい音量と響きで、すごい人数が舞台にいるからこんくらい出るよなーと思っていたら半分はエキストラだったから、あとでああ、さすがだなって思いました。見た目と聞こえ方の調整していたのか、偶然なのか。