May 2006のアーカイブ
心理学者の弟が田無にある大学で開かれる学会のために来ました。もう実家に帰ってしまいましたけど。
日記
にあるように、田舎アメリカンな食事が続いていたせいか、何でも美味しい美味しいと言って食べることは非常によろしいことです。
学会のプログラムを見てびっくりしました。無審査の学会というのは行ったことがありませんでしたが、まさに百花繚乱(笑)。
税金と学費は大切に使ってほしいなあ・・・
大分先になるでしょうが、国立大学の法人化に伴い、そのうちに攻める方としては公正取引委員会、守る方としては社会保険庁のように監査が厳しくなることでしょう。そうすると、監査の不公平さや不正の噴出、食べられなくなる先生が出てきたりするなど、典型的なリストラの経緯を辿ることでしょう。少子化に伴い、特に日本では需要と供給のバランスが思い切り崩れる先鋒ですから。
ただ、はっきりとは「景気」という概念がない象牙の塔。どうにも収束点は想像がつきません。
科学技術は客観的な評価を突き詰めてきたからこそ優劣を決めることができ、芸術は色々な尺度、例えば聴衆の好き嫌いで評価を見ることができます。
「成果」や「優劣」の客観的定義自体が原理的にできない、なかんずくしてはいけない非営利・非生産・非奉仕 (しかし、学術的若しくは文化的と言われる)の分野をどう扱うのか。どこからが「高度に」学術的なのか。何を満たせば「研究に値する」のか。難しいなあ。誰かこの手の本を読んだことあったりしますか?
ここまで考えると相対的に少数の「権威のある学会」というステータスが、音楽で言う「権威のあるコンクール」のような、社会に対しても意味のあるフィルタとして働いていることが理解できます。
「権威」って何でしょうね?以下をどうぞ。
http://en.wikipedia.org/wiki/Auctoritas
黒エビスでちょっと酔っ払いな日記でした。
Google Sitemaps
で登録できるようにしました。
なぜなら、
site:www.iga-network.com
のような、トップページをちょいかじりしたようなインデックス状況で、恥ずかしかったからです。
http://www.iga-network.com/sitemap.php
を見ると、ページの一覧と更新日付が出ます。この存在を Google に教えてあげるだけです。
新しい日記を書いたり、コメントが付く度に、Google へ通知が行くようになっています。
次の Skin を使いました。
Google Sitemaps 対応 Nucleus Skin
また、
NP_Lastmodを UTC に戻したのも使用。
しかし、Google に教えてあげても探索に来やすくなるわけではないので、このような特にリンクが少ないページは、1ヶ月くらい経たないと何も変わらないでしょう。
2/19の日記
で仕込んだ味噌。3つあるうちの1つを解禁してみました。
ちゃんと味噌になっていました。
おいしい気がします。自分で作った味噌だと、おいしく思えてしまうので(手前味噌)正常な判断はできない気もします。
奈良日記後半。
奈良漬 山崎屋
3回も行った奈良漬屋さん。なぜか?母の日のプレゼントに買ったついでに物色していたら、どうも、真空パックや箱詰めとは別に、樽から出し立てのを小売りしてくれるらしいことがわかりました。そこで、珍しい、生姜の奈良漬けを切って売ってもらうことに。ホテルで食べるのに。\300くらい。そうしたら美味しかったので、次の日は、かぶらの奈良漬を。やっぱり\300くらい。3回目は、おみやげを。小売りに興味がないか、気付いていない人が多くて、もったいないなーと思いました。ただし!パックなどされていないので、樽から出してしまうと賞味期限は1日程度らしいです。酒粕にくるまれている状態ならば、大丈夫。
春日大社

宝物殿。春日大社の主な国宝は、
春日大社-Wikipediaにある通りですが、これを全部見られました。特に、国宝「金地螺鈿毛抜形太刀」は、最近複製を作成しており、本物と合わせて見ると、緻密な金銀細工と重量感・・・どこから見ても宝物です。そんなに大きな刀ではないのですが、学芸員の方によると、曲線螺鈿は非常に高度&気が遠くなるワザで、貝殻数千枚から厳選して使用しているそうで。子どもが思い描く「宝物」そのままです。他にも宝物がたくさん。2部屋しかなく、狭かったのですが、1時間半くらいは見ていました。鹿はここの神使。
新薬師寺


もともとは広大な敷地だったが、平家に焼かれて講堂だけが残ったそうです。そこが今は本堂。この中で国宝の薬師如来(国宝)を十二羅漢(鎌倉時代の1体(重文)を除いた天平時代の11体が国宝)が圧倒的な風貌で取り囲む様に溜息。奈良公園の南にあります。
豆井
夕餉は豆腐料理で。奈良公園南の路地にある旧家を生かした落ち着いたところ。手作りのお手玉などが置いてあり、料理を待つ間も楽しめました。

食前酒ではなく豆乳。まさかこれが伏線になるとは・・・

くみ上げ湯葉と突き出し。湯葉はたよりなくて美味しく、胡麻豆腐も美味しく・・・まさかこれまでもが伏線になるとは・・・

お造り。湯葉、生麩、アボガドと刺身。刺身は期待していなかったのですが、きりりと美味しい。何か手を加えてあったのか。生麩はいつでも好きです。色のついた変わり湯葉も楽しく、くみ上げ湯葉と違ったきちんとした歯ざわりが楽しめました。

胡麻豆腐饅頭。胡麻豆腐を衣で包み、揚げ出したもの。出来立てあつあつかりかりで、まさか中に胡麻豆腐とは!嬉しい驚きで、この胡麻豆腐が、突き出しのものより塩気をわざと薄くしてあるが、ベースは同じであり、揚げたさくさくの衣にしみ込んだダシと合わせた味が、単体で食べる時より満足感を高め・・・

田楽。専用の綺麗な青いお皿。注目すべきは、赤い蒟蒻。近江蒟蒻と呼ばれるものらしいですが、次の日たまたま奈良県南部から来ていた蒟蒻生産者の方と話しても、知らないとのこと。赤色は鉄とのこと。普通の蒟蒻に比べて水分がなく、歯ごたえがあります。調べてみると、京都周辺のものらしいですが、情報がない。この店で使っている豆腐は、京都の豆腐店のなので、納得。他は、豆腐(白味噌)、豆腐(赤味噌)、揚げ出し豆腐、ししとう。

若竹煮。生麩が入っています。ダシがきつくなくて、絶妙です。落ち着きます。最近、ラーメンなどでダシを極限まで濃くするものなどを見かけますが、これを食べると、あれは単に快感をむさぼるような食べ物だな、と思います。

湯豆腐。この入れ物は、突き出しの頃から火を入れてあり、すが立たない程度に暖めてあるのでした。木桶の中には豆腐。食べると、最初に豆乳を飲んだ理由がわかりました。この豆腐は間違いなく最初の豆乳で作ってある。しかし、豆乳よりも滑らかな舌触りなのはなぜ?と疑問を呈するほど境界線のない豆腐。崩れるのではなく、溶けるという感じでしょうか。ぎりぎりの凝固です。すごいなあ。京都の藤井という豆腐屋だそうです。

豆腐グラタン。湯豆腐の途中で狙って出しているようです。ホワイトソースの中に同じ豆腐。同じなのに違う。

赤米ご飯と若竹汁とお漬物。若竹煮と同じ材料のはずが、山椒の芽の香りを効かせているからか、違う味になっていてびっくりしました。
こうやって書いてみると、品数多いですね・・・他に天ぷらと豆乳かんが出たのですが・・・
人通りから一歩ひいた、落ち着いた美味しいお店が良ければお勧めです。
菅原天満宮
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菅原家発祥の地にある菅原天満宮です。
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と言っても、今は近所の人が集まって神主さんを囲んでバーベキューをする、そんな神社です。
垂仁天皇陵
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菅原天満宮から古墳を目指して南下していく途中に、偶然見つけたのが、きなこだんご「たまうさぎ」。だんご屋だ!と入ると、皆でだんご作りの真っ最中。ラインナップは1本60円のきなこだんごのみ!とりあえず買い、古墳の近くで食べると、うまーーい!足りない!ってことで戻り、追加を頼むと、前の人が20本x3という大人買い!!60本できるまで10分待たされました。おかげで正真正銘のできたてほやほや。老舗団子屋で修行を積んだご主人が尼ヶ辻で独立開業してできたらしいです。米を挽くところから手作りということです。近鉄奈良駅の改札近くにも店がありましたので、奈良に行った時は手にするべきです。買ってしばらく経つと乾いてしまうだろうから、行くか、近くの人へのお土産にしかならないのかな?
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古墳の周りは宮内庁の管轄ということを初めて知りました。ちゃんと鳥居の周りは玉砂利が整えられていました。
唐招提寺
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唐招提寺。金堂は平成21年まで解体修理中です。平成12年からの大工事。失敗は許されない工事。
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色々ありましたが、別世界のような雰囲気だったのが、鑑真上人のお墓。苔生した森と小川に囲まれた完璧なお墓です。
薬師寺
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ラストは薬師寺。最近まで復元していた西塔(昔焼失していた)が完成していて、古いままの東塔も、昔はこうだったんだー、と感心することしきり。
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講堂。薬師寺の講堂で説教をする坊さんは修学旅行生慣れしており、男子中学生の意地悪なボケにもほぼ完璧に対応、押さえ込みができていて、流石説教が仕事だな〜と思いました。
奈良には外国人も多いのですが、それも納得。胸を張って紹介できる大切なところだということを再認識しました。よくもまああれだけの修学旅行生が訪れられるものだ・・・
奈良日記前半。
5/9(火)夜に行き、5/14(日)夜に帰ってきました。
学会の様子。
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マイクを持っているのは Yahoo!Reseach のトップ。PPTを写しているのは、能舞台の上。
薪能。
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正面の席でした。薪はニセモノ。
立って食べる鹿。東大寺境内。
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東大寺南大門。人込みは修学旅行生。
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春日大社の藤。向こう側に見えるのは女子中学生。
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金曜日まではお店が閉まっている時間にしか夕食を食べられなかったのでオムライスやお好み焼きなどでしたが、土曜日は美味しく楽しみました。
吉野本葛 天極堂 奈良本店
吉野本葛生産者の直営店。メニューがほぼすべて葛を使用しています。

胡麻豆腐。白胡麻と黒胡麻。普通。葛を使っているからか薄目か。

葛切り。温かい。胡麻だれ。作りたて。もう、口腔にむちむちと蠱惑的な感触にうっとり。作りたての葛切りがこんなに美味しいとは!さらにたれが美味しくて、どうやって作っているか知りたいです。

葛を使った麺の上に、葛でとろみをつけた餡をかけています。おなかいっぱい。

葛餅と抹茶。葛餅が、また、作りたてて、言葉が出ないほどうっとりした感触。どこからが葛餅で、どこからが空気なのか、その境目さえわからないたおやかな仕上がり。
奈良日記を書く力が湧かなかったので、mixiに送る RSS を mixi 対応にしてみました。
今まで。
05月12日 … NOH
05月06日 … ENRICO ONOFRI
05月04日 … COSI FAN TUTTE
05月03日 … HOTCAKE
04月22日 … SALT
04月16日 … NATURAL EEL
04月12日 … McGREGOR
これから。
05月15日 … NOH (6)
05月14日 … ENRICO ONOFRI (5)
...
のように、コメントが書かれた日付と、コメント数が反映されるようになります。マイミクシィ最新日記の部分にコメント部分も含めて最新のものが出てくるというワザです。
似てるでしょ?でも、mixi への反映は mixi がクロールしてくるまで(最大3時間だっけ)待たないといけません。
どうやったかは、ここに来る人は誰も参考にならないだろうから、続きで。自分でサイトを持っていると、デザインには(私の問題で)難があるのですが、色々いじくれます。
今、学会を聴講しに、奈良に来ています。
なんと運のいいことに、昨日、今日と年に一度の興福寺の薪能が奉納されていました。もちろん、行ってきました。yassie が羨ましがりそうなネタですね。
先週は3日間で6つのコンサートに行き、今週は2日間で4つの能と2つの狂言を観る。こう書いてみると贅沢な5月です。
せっかくなのできちんと書き留めておきます。
奈良市指定文化財 薪御能
【一日目 南大門の儀 (雨天の為於奈良県文化会館<元興福寺境内>)】
□お茶
お菓子と抹茶と煎茶を頂きました。担当のおば様がお茶両方出してくれました。「休憩時間じゃしないけど、今はすいてるからね。」
煎茶、こんな美味しい玉露は飲んだことがない。まさに甘露。びっくりしました。30℃で抽出するのがコツだそうで。2煎目は少し渋みが。この年で玉露の味を知るとは。やってみたい。
■宝生流能 杜若(かきつばた)
[シテ 杜若の花の精] 辰巳 満次郎
[ワキ 旅の僧] 福王 和幸
[お話] 僧たちが杜若を眺めていると花の精が登場して、藤原業平(モテモテ平安貴族)の形見を手に舞う、というお話。ほとんどが舞。
[感想] 前日仕事で3時間睡眠だったためか、花の精の舞で見事に術中に落ちました。
■大蔵流狂言 土筆(つくづくし)
[男 甲] 茂山 千五郎
[男 乙] 茂山 正邦
[お話] お散歩中に土筆を見て甲が和歌を詠んだがちょっと間違い、今度は芍薬を観て乙が和歌を詠んだがちょっと間違い、お互いに笑いものにして喧嘩になって相撲を取って若い方が勝って笑いながら去る、という、まあ、どうでもいい小話。
[感想] 笑いました。くんだりくんだり・・・ははははは。しゃくやくしゃくやく・・・ははははは。駄洒落です。滑稽を全身で表現しています。プロだ。
■金剛流能 小鍛冶(こかじ)
[前シテ 童子][後シテ 霊狐] 金剛 永謹
[ワキ 小鍛冶宗近] 福王 茂十郎
[ワキツレ 勅使] 福王 知登
[アイ 末社の神] 茂山 茂
[お話] 勅命で刀を作るように言われ、頭を抱える宗近。そこに童子が現れて稲荷へ行け、と。行くと霊狐が登場!一緒に刀を鍛えて、見事な刀ができあがり!一件落着です。
[感想] アイというのは、狂言師が演じるんですね。知らなかったです。アイのセリフだけは急にわかりやすい。貴族系の「〜候えば」とか、和歌の引用を駆使したセリフは外国語のようです。霊狐が刀を鍛える様はとてもかっこいい。そういや、春日大社の周りにたくさん宗近の刀剣屋があったなあ。
【二日目 南大門の儀 (雨天の為於奈良県文化会館<元興福寺境内>)】
□お茶
お菓子と抹茶と煎茶を頂きました。昨日と同じ担当のおば様がお茶両方出してくれました。「今日も来てくれてありがとうね。」合計5杯も飲んでしまった・・・
今日は煎茶を先に頂いた。やはり、こんな美味しい玉露は飲んだことがない。抹茶の前に飲んだからか、さらに甘露。
■金春流能 班女(はんじょ)
[前シテ 花子][後シテ 狂女] 金春 安明
[ワキ 吉田の少将] 福王 和幸
[ワキツレ 従者] 山本 順三、指吸 亮佑
[アイ 野上の宿の長] 茂山 あきら
[お話] 遊んでばかり(本当は愛する人の形見の扇を見てはため息ついてばかり)ということで遊女が働いていた宿を追い出され、狂女になってしまいます。その愛する人とは吉田の少将。彼が東から帰還して、偶然会うもののお互いに気付かず。狂女の舞をひとしきりした後に扇を見せ合って感動の再会。ハッピーエンド。
[感想] なるほど。前日に続いて「物狂い」のお話。こちらの方が感情移入しやすいので起きてられました。でも舞主体なので少しだけ術中に嵌りました。「狂女、面白き哉、舞え」など、おいおい・・・ってセリフもありましたが。吉田の少将、最初に少し喋り、その後見事に一寸も動かず最後まで座っていました。瞬きをいつしているかわからないのは凄い。鍛錬の賜物です。
■大蔵流狂言 仏師(ぶっし)
[すっぱ] 茂山 忠三郎
[田舎者] 茂山 良暢
[お話] まさに、すっぱ抜く。すっぱとは、詐欺師のようなものです。今回はニセ仏師。仏像を仏師に作って貰いたくて都に出てきた田舎者をだまして、一日で仏像を作ると。で、一日経つと、自分が仏像になっています。最後は見破られて笑いながら「許せ許せ、わはははは」と言って去っていきます。
[感想] 田舎者がどんどん怒っていく様が、からかうのって、本当に楽しいよね!という雰囲気を醸し出していていいものです。2人とももう少し滑稽な方が良かったかな。滑稽って難しいんですね。田舎者はまだ若い狂言師でした。
■観世流能 安達原(あだちがはら)
[前シテ 里の女][後シテ 鬼女] 観世 善之
[ワキ 山伏] 中村 彌三郎
[ワキツレ 従者] 喜多 雅人
[アイ 能力(のうりき)] 松本 薫
[お話] 大道具、小道具ありのまさにラストを飾る派手な能。みちのくの安達ヶ原でとっぷりと日が暮れてしまい、一夜の宿を求めると、そこには女が。女が親切に薪を山から持ってきてくれると言って外に出るも、「閨には絶対に入るな!!」と不自然なお願い。山伏と従者は約束を守るものの、能力は気になって眠れず、ついに覗いてしまう。そこには軒の高さまで達する白骨と死骸が!ひえーーと逃げると、それに気付いた鬼が、般若の面で追ってくる。山伏は祈祷で対抗し、長い戦いの末に山伏が勝つ。夜明けと共に鬼は去る。
[感想] 閨を見る直前が、現在でも怖いと思ったくらいだから、昔はもう、最高に怖かったでしょう。般若が登場する時の太鼓がもう激しくて。閨は竹でできた大道具、最初の女が廻す糸車が小道具で、雰囲気を出していました。山伏は数珠をむにゃむにゃするだけで勝っていました。強いね。堪能しました。観世流はわかりやすい、とかあるのでしょうか。セリフが聞き取りやすかったです。
いやあ、堪能。今度は外での薪能を見に来たいと思いました。いい文化です。
明日は雨ということですが、雨もまた古都には似合うのではないでしょうか。
今日もラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」へ。
ミシェル・コルボ+ケルン室内合唱団+シンフォニア・ヴァルソヴィアの「ハ短調ミサ」
--> カリスマ指揮によくついていったオケと合唱団。ずれそうになりながらもまとまっていて良かったです。これ歌いたい。
トヌ・カリユステ+RIAS室内合唱団+ベルリン古楽アカデミーの「レクイエム」
--> 昨年のミサ・ソレムニスの記憶が蘇ります。うまい!何も文句がありません。満足でした。でも、この編成でAホール(5000人)じゃ、後ろの人は聞こえないだろうなあ・・・最後にふさわしい演奏でした。
この2つをメインにすえていて、おまけのつもりで取っていたのが、
エンリコ・オノフリ+ディヴィノ・ソスピロの「ハイドンヴァイオリン協奏曲第4番」「モーツァルト交響曲第40番」
これが、すごかった。
エンリコ・オノフリありがとう。ブラヴィッシモ
公式レポート「まさに「熱狂」!!オノフリ氏率いるディヴィノ・ソスピロ(バロック・オーケストラ)」
http://www.enricoonofri.it/
http://www.t-i-forum.co.jp/lfj/artist/detail/enrico_o.html
オケはポルトガル、指揮&ヴァイオリン・ソロはイタリア人。
そんな編成でハイドンとモーツァルトを古楽器で演奏したらどうなったか。
短調が地中海のオレンジとオリーブにしか見えない。
最初から最後までその勢いと情熱と集中力と笑いが途切れない古楽。そう、微笑みがこぼれるほど熱いんです。それでいて調律にはとても長い時間をかけていたり、丁寧で質も高い。最高でした。初めて、思わず終わった瞬間にスタンディング・オベーションして Bravo! と言っていました。
本人もいたくご満悦だったらしく、本当はしちゃいけないアンコール(交響曲第40番第1楽章)はやっちゃうし、オケがはけた後に拍手があまりに続くからみんなまた戻ってきちゃうし。オケが戻ってくる(しかも2回も)演奏会なんて初めてです。もう、文字通り観客総立ち。
オケのメンバー、その後にRIAS聴きにきていましたが、リュック背負ったラテンの集団でした。いいねえイタリア、ポルトガル、地中海。これが本当の音楽解釈だと確信しました。勉強はとても大切ですが、最後は理屈じゃないです。あと、ダニエル・オーレンの指揮を昔「なんて勢いだ!」と思いましたが、あれは、オーレンというかはイタリア人の勢いだったんだと理解。
熱狂の日で熱狂しました。
ああ、こんな演奏会はもうしばらく体験できないだろう・・・
DIVAOPERA,イザイ弦楽四重奏団,RIAS,ケルン室内,オノフリなど、どれも素晴しかった。この企画ができていることに尊敬。
※念のため。スペインから来ていたビルバオ合唱団はちょっとまずかったです・・・展示ホールで歌っていたのを聴いていましたが、ちょっと聞いていられなくて外に出ちゃいました・・・彼らのレクイエムはどうだったんだろうか・・・
昨日、今日と、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」の目玉企画のひとつ、
DIVAOPERAのコジ・ファン・トゥッテを見てきました。
LFJ JAPAN
DIVAOPERA
20:30-23:00まで2時間半、途中休憩15分という強行スケジュール、さらに自由席ということで開演1時間前から並んで、とのんびりゆったりというわけには行きませんでしたが、3公演でたった700枚、発売して30分で売り切れたその前評判を裏切らない、オペラを3mの近さで聴く贅沢!
脳に直接声が届きます。びんびんきます。だってすぐそこでそんな大きな声を!
そして演技がとてもうまい!引き込まれました。特にデスピーナ役のシャーロット・キンダ、お色気もあり、思い切り笑わせてもらいました。
ピアノ伴奏ですが、あれだけやられると全然気になりません。むしろ、歌に集中できて素晴らしい。
アルフォンソ役のマシュー・ハーグリーヴズを初めとして、歌も安定感がありました。体に入った完全な暗譜が重要であることを再認識。
イギリス人なのに、[r] の巻きっぷりが素晴しかった。最高10回は巻いていました。小道具の移動も歌手がやっていたり、なぜか美男子の少年が運んでいたり、ラストに近いところでは本物のシャンパンをがぶ飲みしたりなど、小ネタが多くて。
2日連続で聴くことができた幸運に感謝。
いやあ、\3000はあまりに安い。熱狂の日万歳!
彼らがまた別の機会に来たら、見に行きたいです。
先週から今週にかけて、お店でホットケーキを2回食べました。
1回目は井荻の喫茶店「ぽえむ」。日曜日昼に行きました。
ここはコーヒーが常時80種類を数え、選ぶのが楽しいです。
今回は長時間歩いてへとへとだったのでアイスコーヒーを。
さて、ホットケーキですが、銅のフライパンで焼かれているのですが、
何となくしっくりきませんでした。でも、シロップではなく、蜂蜜なのはとても良かったです。
何の味かはっきりしないメープルシロップもどきより、ずっといいです。
で、何かもやもやしていたところで、昨日、日本橋の「花時計」に行きました。
ここは、「コーヒーとホットケーキのお店」と銘打ってあり、ホットケーキ好きには有名なのかもしれません。
たいめいけんのすぐそばです。
入ると、小さな台所に銅版がどでーんと置いてあります。まさか・・・?
メニューは、おお!ホットケーキとドリンクしかありません。
これは良い!
ランチ時間なのでソーセージやベーコンのついたセットもありましたが、
体はホットケーキでしたので「プレーンホットケーキセット」を注文。
銅版で焼き始めました。クレープ屋の鉄板を銅版にして大きくした感じでしょうか。
目の前でむくむく膨らむホットケーキ。
おもむろに、コーヒー豆を挽き始めました。え?挽きたて?
しかも、ドリッパーをセットし始めました。え?ハンドドリップ?
こんなに目の前でペーパーのハンドドリップを見るのは初めてです。ネルはありますが。
お湯でペーパーを濡らして、1杯でいいのに2杯分の粉を入れて、ちゃんと30秒砂時計で計って蒸らして、一気に抽出。味は薄いですが、えぐみが出にくい抽出に見えます。
コーヒーの抽出と同時にホットケーキが焼きあがり、頂きまーす。
プレーンセットだからか、バターとメープルシロップが付いてきます。小さいサラダも。
ここで、まずシロップをかけないでぱく。
学習しました。よくできたホットケーキは、シロップをかけないで半分くらい食べると良いですね。
縁はさくっと、中はふわっと。しばし仕事を忘れ、幸せです。銅版で焼いているのでむらがなく、気泡は細やかです。
シロップは、少し薄めたもののようですが、ちゃんとメープルシロップです。
これは、良いです。コーヒーも、とてもすっきりした味で、良いです。
あまりおなかが減っていない時の昼食や、休日に日本橋近くに行った時にはぜひお勧めします。
まあ、ホットケーキー!ってなった時が一番いいですね。ホットケーキは家で焼くのもとても美味しいので、お手本を見に行くつもりでもいいかもですね。
丁寧で、真っ当な手順で作られたホットケーキとコーヒー(と紅茶)でした。
さあ、今日からラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンです!行ってきまーす。
http://www.t-i-forum.co.jp/lfj/